シリアル:38665
今回は常連の寺田茂様のお宝ギター
YAMAHA SG-2000プロト!を紹介します。
機種:ヤマハSG-2000
カラー:レッドサンバースト
解説:SG-2000は1976年7月に正式発売に至るが、 そのうち76年の6月と7月に生産されたものは第1機SG-2000と呼ばれ、 340本生産された。第1期の特徴は、ブリッジとテールピースの間隔が狭く、 ブリッジ上下コマもインチ規格に近く17ミリ。 ネックバインディングがLPカスタム同様フレットにかかっているなどの特徴が見られる。 SG-2000の生産1号機はシリアル38657で、そこから連番となる。 ちなみに1号機であるが、イーストウエストの景品としてカシオペアの野呂一生に渡っている。 そして今回のSG-2000であるが、
プロトタイプの証明として・・・
①トップが通常はメイプル3ピースであるが、5ピースとなっている。
これは野呂の1号機とカタログに掲載された、
レッドサンバーストのプロトタイプにしか見られない。
②PUデイトが何も記載されていない。
通常は(80年代前半をのぞき)必ず機種と製造年月日が印字されている。
70年代以降の20世紀のSGで印字がされていないものはプロトタイプに限られる。
③ボリュートの位置と形状が、シリアル39200の第1期と比較しても全く異なる。
④シリアルが逆から刻印されている。つまり普通通りに読んだら56683。 これは今まで初めての現象。と、細かい事を挙げればキリがないほどです(笑)。 何にせよカタログ掲載品のプロトタイプで、掲載写真はアジャカバに品番が入っていませんでしたが、 出荷時にアジャカバを通常品と交換し、出荷してしまったと断言してよいです。
21世紀ヤマハSG最初の大発見!!
ヘッドは初期のデカヘッド